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#pragma section-numbers 2
= クイックスタート =
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= クィックスタート =
''(JapaneseUnderstandingMercurialと[[JapaneseTutorial]]とJapaneseQuickStart2もご覧下さい)''
せっかちな人にぴったりな入門編。
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デフォルトではMercurialはコミットに対して'{{{user@localhost}}}'の形式のユーザー名を使います。
これが無意味であることがよくあります。次のように{{{~/.hgrc}}}(Windowsの場合は{{{%USERPROFILE%\Mercurial.ini}}})に適切なEメールアドレスを設定することがベストです:
まず始めに、 Mercurial がコミット時に使うユーザー名を設定しましょう。 適切なメールアドレスを ''`~/.hgrc`'' <<FootNote(http://www.selenic.com/mercurial/hgrc.5.html)>> (Windows システムでは ''`%USERPROFILE%\Mercurial.ini`'') に設定するのが一番です。ファイルを作って以下の行を追加しましょう:
Line 17: Line 16:
username = Author Name <email@address> username = John Doe <john@example.com>
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実際の URL: http://www.selenic.com/hg/
全チェンジセットを取得中
チェンジセットを追加中
マニフェストを追加中
ファイルの変更を追加中
19124 のチェンジセット(9633 の変更を 1271 ファイルに適用)を追加
ブランチ default へ更新中
ファイル状態: 更新数 1084、 マージ数 0、 削除数 0、 衝突未解決数 0
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このコマンドによって{{{mercurial-repo}}}という新しいディレクトリが作成され、完全なプロジェクトの履歴が入手でき、topmost [[ChangeSet|changeset]] ([[Clone]]も参照)をチェックアウトします。 このコマンドは ''`mercurial-repo`'' というディレクトリを作り、プロジェクトの完全な履歴を入手し、 default ブランチの最新 [[ChangeSet|チェンジセット]] をチェックアウトします。

'`summary`' コマンドは [[WorkingDirectory|作業ディレクトリ]] の状態をざっと表示します。コマンド名は省略可能なため、 '`hg sum`' とタイプするだけで十分です:

{{{
$ hg sum
親リビジョン : 9632:16698d87ad20 tip
 util: use sys.argv[0] if $HG is unset and 'hg' is not in PATH
ブランチ : default
想定 commit 結果: (改変無し)
update 候補 : (現行のまま)
}}}

ここで {{{想定 commit 結果: (改変無し)}}} は [[LocalModifications|ローカルの変更点]] が無いという意味で、 {{{update 候補: (現行のまま)}}} は(作業ディレクトリに)チェックアウトしたファイルがリポジトリの最新リビジョンに更新されているという意味です。
Line 32: Line 52:
次のコマンドでリポジトリを作ります: あなたのプロジェクトがあるディレクトリにリポジトリを作ることから始めましょう:
Line 36: Line 56:
$ hg init # .hgを作成する $ hg init # .hg を作成する
Line 39: Line 59:
Mercurialはリポジトリのrootで[[.hgignore]]という名前のファイルを探します。これはファイルパスで無視するためのglobパターンと正規表現のセットを含みます。.hgignoreファイルの例です: Mercurial は、リポジトリのルートに ''`.hgignore`'' <<FootNote(http://www.selenic.com/mercurial/hgignore.5.html)>> というファイルがあれば、リストアップされた glob パターンや正規表現に一致するファイルを無視します。 これが ''`.hgignore`'' ファイルの一例です:
Line 53: Line 73:
次のコマンドで.hgignoreファイルをて下さい:
'`status`' コマンドで ''`.hgignore`'' ファイルをテストましょう:
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このコマンドによって'?'フラグ(追跡されません)で無視されないすべてのファイルの一覧が表示されます。追跡したいファイルのみがステータスによって一覧表示されるまで.hgignoreファイルを編集して下さい。.hgignoreファイルも追跡したいことでしょう!しかしおそらくビルドプロセスによって生成されたファイルを追跡したくないでしょう。満足したら、追加するファイルを予約し、[[Commit|コミット]]します: このコマンドによって '?' フラグ(追跡されません)で無視されないすべてのファイルの一覧が表示されます。追跡したいファイルのみがステータスによって一覧表示されるまで. '`hgignore`' ファイルを編集して下さい。.hgignoreファイルも追跡したいことでしょう!しかしおそらくビルドプロセスによって生成されたファイルを追跡したくないでしょう。満足したら、追加するファイルを予約し、コミットします:
Line 61: Line 80:
{{{  
$ hg add # 'unknown'ファイルを追加する
$ hg commit # すべての変更コミットし、チェログエントリを編集
{{{
$ hg add # 'unknown' ファイルを追加する
$ hg commit # 変更点を全て新しいチェンジセットにコミットし、 changelog エントリーを変更
$ hg parents # 現在
チェックアウトされているリビョン(またはチェンジセット)を表示
}}}

コマンドのヘルプはこれで
:

{{{
$ hg help
Line 71: Line 97:
$ <make changes> $ <何か変更>
Line 74: Line 100:
$ hg pull ../project-work # project-workからチェンジセットをpullする
$ hg merge # project-workから新しいtipをワーキングディレクトリマージする
$ <もっと変更>
$ hg commit
$ hg pull ../project-work # project-work からチェンジセットをプル
$ hg merge # project-work  tip 作業ディレクトリマージ
$ hg parents # 作業コピーへマージしたリビジョンを表示
Line 78: Line 107:

関連項目: [[Clone]], [[Commit]], [[Pull]], [[Merge]]
Line 84: Line 111:
(make changes) (何か変更)
Line 89: Line 116:
関連記事: [[Export]]
Line 94: Line 119:
# Mercurialの主要なリポジトリからクローンする
foo$ hg clone http://selenic.com/hg/
foo$ cd hg
# Mercurial メインリポジトリからクローンする
$ hg clone http://selenic.com/hg/
$ cd hg
Line 98: Line 123:
# 既存のポを更新する
foo$ hg pull http://selenic.com/hg/
# 既存の別リジトリから新しいチェンジセットリポジトリ (.hg) へプル
$ hg pull http://selenic.com/hg/
Line 101: Line 126:
# ブラウザで閲覧できるインターフェイスでHTTP経由で現在のリポジトリをエクスポートする
foo$ hg serve -n "My repo" -p 80
# ブラウザで閲覧できるインターフェイスで HTTP ポート 8000 経由で現在のリポジトリをエクスポートする
$ hg serve -n "My repo"
Line 104: Line 129:
# SSHで変更をリモートリポジトリプッシュする
foo$ hg push ssh://user@example.com/hg/
# SSH でリモートリポジトリへチェンジセットをプッシュ
$ hg push ssh://user@example.com/hg/
Line 108: Line 133:
関連記事: [[Serve]], [[Push]], [[Pull]] == 参考 ==

 * [[JapaneseBeginnersGuides|初心者向けガイド]]
 * 基本的な [[JapaneseTutorial|チュートリアル]]
 * [[TranslatedManPages|マニュアルページ]]
Line 111: Line 140:
'''他の言語の翻訳:''' [[QuickStartDe|german]] [[QuickStartPtBr|portuguese]] CategoryJapanese
Line 113: Line 142:
CategoryJapanese [[ChineseQuickStart|Chinese]] [[QuickStart|English]] [[FrenchQuickStart|Français]] [[QuickStartDe|German]] [[QuickStartPtBr|Portuguese]] [[ThaiQuickStart|Thai]]

クイックスタート

せっかちな人にぴったりな入門編。

1. ユーザー名を設定する

まず始めに、 Mercurial がコミット時に使うユーザー名を設定しましょう。 適切なメールアドレスを ~/.hgrc 1 (Windows システムでは %USERPROFILE%\Mercurial.ini) に設定するのが一番です。ファイルを作って以下の行を追加しましょう:

[ui]
username = John Doe <john@example.com>

2. 既存のMercurialプロジェクトを取り組む

repository (例えば http://selenic.com/hg )のようなブラウザで閲覧できるURLがあれば、次のようにコピーを入手できます:

$ hg clone http://selenic.com/hg mercurial-repo
実際の URL: http://www.selenic.com/hg/
全チェンジセットを取得中
チェンジセットを追加中
マニフェストを追加中
ファイルの変更を追加中
19124 のチェンジセット(9633 の変更を 1271 ファイルに適用)を追加
ブランチ default へ更新中
ファイル状態: 更新数 1084、 マージ数 0、 削除数 0、 衝突未解決数 0

このコマンドは mercurial-repo というディレクトリを作り、プロジェクトの完全な履歴を入手し、 default ブランチの最新 チェンジセット をチェックアウトします。

'summary' コマンドは 作業ディレクトリ の状態をざっと表示します。コマンド名は省略可能なため、 'hg sum' とタイプするだけで十分です:

$ hg sum
親リビジョン    : 9632:16698d87ad20 tip
 util: use sys.argv[0] if $HG is unset and 'hg' is not in PATH
ブランチ        : default
想定 commit 結果: (改変無し)
update 候補     : (現行のまま)

ここで 想定 commit 結果: (改変無し)ローカルの変更点 が無いという意味で、 update 候補: (現行のまま) は(作業ディレクトリに)チェックアウトしたファイルがリポジトリの最新リビジョンに更新されているという意味です。

3. 新しいMercurialプロジェクトをセットアップする

あなたのプロジェクトがあるディレクトリにリポジトリを作ることから始めましょう:

$ cd project/
$ hg init           # .hg を作成する

Mercurial は、リポジトリのルートに .hgignore 2 というファイルがあれば、リストアップされた glob パターンや正規表現に一致するファイルを無視します。 これが .hgignore ファイルの一例です:

syntax: glob
*.orig
*.rej
*~
*.o
tests/*.err

syntax: regexp
.*\#.*\#$

'status' コマンドで .hgignore ファイルをテストしましょう:

$ hg status         # すべての無視されないファイルを示す

このコマンドによって '?' フラグ(追跡されません)で無視されないすべてのファイルの一覧が表示されます。追跡したいファイルのみがステータスによって一覧表示されるまで. 'hgignore' ファイルを編集して下さい。.hgignoreファイルも追跡したいことでしょう!しかしおそらくビルドプロセスによって生成されたファイルを追跡したくないでしょう。満足したら、追加するファイルを予約し、コミットします:

$ hg add            # 'unknown' ファイルを追加する
$ hg commit         # 変更点を全て新しいチェンジセットにコミットし、 changelog エントリーを変更
$ hg parents        # 現在チェックアウトされているリビジョン(またはチェンジセット)を表示

コマンドのヘルプはこれです:

$ hg help

4. クローン、コミット、マージ

$ hg clone project project-work    # リポジトリをクローンする
$ cd project-work
$ <何か変更>
$ hg commit
$ cd ../project
$ <もっと変更>
$ hg commit
$ hg pull ../project-work   # project-work からチェンジセットをプル
$ hg merge                  # project-work の tip を作業ディレクトリへマージ
$ hg parents                # 作業コピーへマージしたリビジョンを表示
$ hg commit                 # マージの結果をコミットする

5. パッチをエクスポートする

(何か変更)
$ hg commit
$ hg export tip    # 最新のコミットをエクスポートする

6. ネットワークサポート

# Mercurial のメインリポジトリからクローンする
$ hg clone http://selenic.com/hg/
$ cd hg

# 既存の別リポジトリから新しいチェンジセットをリポジトリ (.hg) へプル
$ hg pull http://selenic.com/hg/

# ブラウザで閲覧できるインターフェイスで HTTP ポート 8000 経由で現在のリポジトリをエクスポートする
$ hg serve -n "My repo"

# SSH でリモートリポジトリへチェンジセットをプッシュ
$ hg push ssh://user@example.com/hg/

7. 参考


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JapaneseQuickStart (last edited 2011-01-08 18:13:48 by YuyaNishihara)